1人目

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学校へ登校する時は私はいつも一人だ。 前までだったら仲の良かった友達と一緒に通学していたが今では完全に一人だ。 家が近くで仲の良かった親友の『塚本美穂』が私にいつも 「おはよう!彩菜」 と声をかけてくれていたのだが今は登校中にバッタリあっても目を逸らして無視して行ってしまう。 そして集団で登下校している仲の良さそうな声に嫉妬と憧れの気持ちを抱きながら私は学校に辿り着く。 下駄箱で靴を履き替える。ボロボロになった校舎用のの上履きは凄惨な苛めを物語っていた。 それに私は履き替えて自分の教室を目指した。
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