2人目

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私は携帯電話を持っていなかったので家のコードレス電話から結子の携帯に電話した。 プルルルル プルルルル 「はい」 「あ、結子?私彩菜だけど」 「……どうしたの?」 結子の声は少し暗かった。 「えーと相談したい事があって……今から家に行ってもいいかな?」 「待って!今日は無理だよ明日の塾の帰りでもよかったら南町の公園で待ち合わせしない?」 「あ、ごめんね。うん、それじゃあ明日の夜ね!」 そう言って電話を切ったが本当はすぐにでも相談したかった。 そして次の日の夜を私は待った。
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