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「あのさ、彩菜あんたって何でそんな自己中なの?」
「私が自己中?」
「は?そんな事も自覚がないわけ?そもそもあんたが携帯持っていたら公園から私に電話して確認できたでしょ?」
「え?私が悪いの?」
「そんなふうに言ってないでしょ!」
徐々に結子は怒りはじめる。
「私は昼は部活の最終練習で夜は塾でもうクタクタなの!部活をやってるせいで1学期の成績はズタボロで親にめちゃくちゃ怒られて夜の外出は塾の日以外禁止になったんだよ!!!」
それでかと私は思った。しかし今にして思えばそれを口にするべきではなかったのかもしれない。
「あ~だから昨日の昼に結子の家に行ったらもめてたんだね。ごめんね結子の事何も分かってあげられなくて……」
それを聞いた瞬間に結子の態度は豹変する。
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