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「は?何で私があの時怒られてるの知ってんの?」
「え……あの時帰ってから私結子の家に相談しに行こうと思って家の前まで行ったら怒鳴り声が聞こえて、それで私……」
「てか何で連絡もなく来るわけ?マジ信じらんないんだけど!!私のマネージャーにでもなったわけ?」
「ご、ごめん。でも結子がそんなに親に怒られてるなんて知らなかったから……」
「あんたには分かんないでしょうね!彩菜の家はそんなに厳しくもないし部活も文化部だから大して今は忙しくないどろうしね!」
「そ、そうだね……。」
「私の気持ちなんて彩菜には全くわかんないでしょ?学校では皆に相談され、部活ではチームをまとめ、家ではオールマイティな優等生をしてなきゃならないこの苦痛な気持ち!!」
たたみかけるように結子の猛舌は続く。
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