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私は何も言い返せなかった。
「自分の相談だけしようとして私の事は一切おかまい無し。それのどこが友達なのよ!もう彩菜とはつるまない!これからは勝手にして!」
そう言うと結子は電話を切った。
…………。
「わぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
私は心の底から泣いた。
信じていた友達に言いたいように言われてしかも見捨てられた。裏切られた。
そしてこの日を境にクラスのほとんどが私に話しかけなくなる。
夏休みが明ける頃には結子も恵美も完全に私を無視するようになっていた。
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