プロローグ

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雲ひとつない空。照りつける太陽。生暖かい風。 「あっつぅ」 現在日本は夏真っ盛りだ 「本州のほうが暑かったけど、北海道も変わんないな」 現在気温29度。北海道にしてはかなり暑い、すべては温暖化のせいだ。 そんな中、俺、坂本一輝(17歳)、は人気のない山道を自転車で駆け登っている。 「なん、で……俺の家は、こんなに!遠いん……だ。」 行きは良い良い、帰りは辛い。 俺の家は山岳の中腹に飲食店を構えている。通ってる高校は麓にある、行きは下りで楽なのだが帰りは登りだ、しかも坂が急で休む平地も無い。まさに心臓破りの坂だ。ちなみに距離は13kmぐらいだ 「あと、少し、だ!」 家の屋根が見え始め、ゴールが近づいてるのを知らせてくれる。俺は気力を振り絞って自転車を走らせる しかし、突然凄い衝撃と共に視界が反転、視界を青空が支配し、鋭い痛みが身体中に走ったかと思うと、俺の意識はそこで途切れた。
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