神様ですよ!

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「ここは……」 真っ白で何もない、だが神秘的で心を惹かれる。 「やっほー、気分はどう?」 そしてそこには宙に浮いてる翼の生えた少女。俺の脳はひとつの結論にたどり着く 「あぁ、夢か」 「え!?ちがうよ?夢じゃないよ!」 なんか翼幼女が俺の耳を引っ張るわけでして 「いっだだだだだだだだ!」 とても痛かった 「ね?夢じゃないしょ?」 「わかった!わかったから!だから手を離せ!」 解放される俺の耳、千切れるかと思った 「信じてくれたならいいや」 あっさりしてるなぁ 「ところでここはどこなんだ?見たところ地球って訳じゃなさそうだが……」 感じ的に天界?あの世?だとしたら俺は死んだのか? 「正解~ここは天界、あなたは死んじゃいました。てへっ☆」 いま……なんと? 「死んじゃいました。てへっ☆」 いやいやいや、まさかな。こんな幼女の言葉を真に受けるわけ「幼女じゃないよ!神様だよ!」なん……だと?読心術が使えるのか!?「神様だも~ん」………… 「しかし、死んだ実感がわかないんだが……死因はなんだ?」 「えっとね、確か……」 頬に人差し指を当てて、こてん、と顔を傾ける神様。くそっ可愛いな! 「……あ、あったあった。死因はね、鹿の衝突によるショック死だよ!」 …………はい? 「え?鹿?」 「うん!正確には鹿の角が肺から脊椎まで斜めに貫通して、かな?」 はは、なにそれ、笑えねえ 「えっと、ごめんなさい!」 「え?いや、死んじまったもんはしゃあないよ。鹿強えぐらいに思ってるさ」 「いや、あの、そうじゃなくて」 ん?ではなにかほかにあるのかな? 「じ、実は、あなたの運命の線を近所の老人(99歳)と間違えて切ってしまって……」 なん……だと? 「あなたを間違って殺しちゃったんです。てへっ☆」
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