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■昼下がりの、喧しいファーストフードの店内。
「あの、先輩」
「なんだ」
「ぼく、この仕事あってないような気がするんですよ」
「なんでだ」
「なんかね、ぼくの性格にあってないような気がするんです」
「そうか?」
「そうですよ。ぼくだけなんか浮いてる気がして」
「気にするな」
「気にするなっていわれても、気にしちゃいますよ」
「こう考えるんだ‥肥溜のなかにな」
「は?コエダメ?」
‥店内のどこかで、ひどく咳き込むこえがした。
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