---出番欲しさに---

12/18
前へ
/41ページ
次へ
「って事で泊めてよね?」 沙耶は赤くなった目を擦りながら俺を凝視する。 あぁ……先程まで清楚そうだった沙耶は何処へ…… 「それは無理~!!超迷惑だから!」 例え沙耶の頼みだろうと荘さんに迷惑かける訳にはいかない! 「いいよ!!直に頼み込むから!」 そのまま沙耶は早足で先に向かって行った…… 「啓~……家どこにあるの~」 すぐにべそをかきながら戻って 来ました。 沙耶は辺りを見ながら あっち?こっち?と指を指しながら俺の肩を揺すって聞いてくる。 その表情がやたら可愛らしいの 何の…… 「断られたら諦めろよ?」 俺のセキュリティがどんどん 甘くなってきた。 「ありがとう♪」 クラッと一瞬だけ視界が真っ白に なったが、すぐに我に戻り意識を 何とか保った…… 「そういうのが反則だよな……」 改めて沙耶の魅力に惹かれた 俺は小さく呟いた。
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

67人が本棚に入れています
本棚に追加