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「……寒くないのか?」
「……あぁそういう事か!
気遣ってくれてるの?」
沙耶が少し意地悪そうな顔で
俺の顔を覗いてくる。
沙耶と俺の背丈は寸分程度しか
変わらない。
「気遣うのは当たり前……
それに……沙y『沙耶の事が大事だから……でしょ?』
沙耶の笑顔に見とれながら俺は
「ちょっとハズレ……大事じゃあなくて
大好きだ」
「あっそ」
しらけた目で沙耶はそう言って
「さっさと行って」
と言われた俺は早足に帰路に
ついた……
絶対にいいムードになると思ったのになぁ……
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