67人が本棚に入れています
本棚に追加
そして突然の転校生に俺は言葉が出なかった……
灰色の体皮。
後ろから見える尻尾。
何より入ってから俺をやたら
見てくる瞳……
なんでロールがいるんだよ!!
皆が絶句してるし!!
「皆さん初めまチ『ロール邪魔!』
ロールがお辞儀する寸前で
赤茶色の髪をなびかせた少女が
教室に入って来た。
うん……沙耶だね。
え?マジで!?
「今日から一緒に勉強する
神崎 沙耶でーす♪よろしく!」
あぁ……歓声が凄いよ。
もちろん男子からのね?
多分俺以外は釘付けってやつ。
女子は凄い形相で男子たちを
睨み付けるがその中で葵だけが
沙耶を睨んでいた。
沙耶もそれに気付いた様子。
「あっ♪真田さん?よろしくだけど私と啓の邪魔はしないでね?」
「ムカつく~!何で学校にまで
付いて来てんのよ!?」
葵は机をバンッと叩いて立ち
沙耶に指を指す。
「ダメ?一緒にいたいんだから
いいでしょ♪彼女なんだし」
そうそう彼女だからね~……
あれ?俺って正確に告白した?
最初のコメントを投稿しよう!