きっと大丈夫…

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きっと大丈夫…

1日が過ぎクリスマスイブはやってきた。 クリスマスイブは仕事帰りに翔と待ち合わせをし、クリスマスディナーに出かけた。 クリスマスイブは街が浮かれていた。 翔と私も周りから見たら幸せなカップルに移るだろう。 翔とディナー。 翔はフルコースを予約していた。 こんな日だからなるべく浮気の話を思い出さないようにお互いに気をつけた。 でもフルコースを目の前に私は吐き気に耐えていた。 あの日から食べ物を口に出来なくなっていた。飲み物を流し込むだけ。 食べると吐いてしまいそうになる。 翔にバレないようにフルコースをワインで出来るだけ流し込む。 もともと好き嫌いの多い私は外食ではあまり食べない。それが幸いしたのだ。 翔にはバレていない。 翔を前にすると泣きそうになる。 翔がトイレに行く隙に涙を流した。 耐えきれない時は自らトイレに行った。 翔にはばれたくない。 ディナーを終え、翔と帰った。そしてイブは終わる。 こんなに苦しい彼氏と一緒のクリスマスイブは初めてだった。 クリスマス。 翔はみかちゃんとは過ごす予定だった。 当たり前にキャンセルだ。 私は家族で過ごす予定だった。翔には予定がない。 家族パーティーに翔も招待した。 25歳。もう若者ではない私達はそろそろ家族ぐるみでの交流を前から迫られていたからだ。
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