切れない絆～癒えない傷を抱えながら

恋人同士

翔とは順調だった。

週末には必ず翔の家に行き翔と抱き合い片時も離れなかった。

翔は優しかった。

ケンカになる事も無かった。翔はいつでも私を守ってくれた。

私が不機嫌になっても翔は優しくなだめてくれた。

私は翔のために料理もたくさん勉強した。いつでも翔の事を考えた。仕事中でも友達と遊んでいても翔はいつでも私の心の中にいた。いつだって会いたかった。

翔は私を大切にしてくれた。

それから二年、ささいな喧嘩はあったけど毎日毎日幸せだった。

この幸せはきっとずっと続くはずだと思っていた。