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京都旅行があと二週間と迫った頃、翔とは変わらず毎週会っていたけれど、翔が忙しくするようになっていた。
私は不満に思って翔には幾度となく不機嫌に接していた。
そうすると優しい翔は私を優先してくれる。
だけど翔から出たのは予想外の言葉。
「もうすぐ旅行だからいーじゃん。」
倦怠期。
ついに私達にも訪れたか。なんて私はのんきに考えていた。
付き合って二年。そんなものだろうと。
そしてそんな中旅行の日がきた。私はこの旅行でまた仲良しになれると思っていた。
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