疑惑が確信へ変わる

5/7

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/43ページ
クリスマスまであと2日。 仕事が終わり、翔の家に着いて料理をして翔を待った。 いつものように。 8時位に翔が帰り一緒にご飯を食べた。 私が「いなくなる課長って翔が嫌いな課長でしょ♪良かったね」 翔は「え?あっあー…課長いなくならなくなったんだよねー」 「そうなの?なのに飲み会するの?」と聞く。 翔は「そうなんだよねー。本当に迷惑だよ。」 絶対におかしい。 最近の翔は絶対におかしい。 翔がシャワーに入った。私は決心した。真実を探ろうと。 浴室からシャワーの音がなり響く。翔はシャワーが長い。 私は翔の携帯を初めて盗み見た。 受信メール。 東京の友達や会社の同期。今度飲もうねー♪位の内容はあったが特に何もない。 考えすぎかと携帯を置いた。 その時、何故か送信メールだとひらめいてしまった。 送信メール。 これが全ての始まりだ。 見ないほうが良かったのか見たほうが良かったのか。 それすら後になってもわからない。 今でも震えだしそうなあの感覚を私はきっとこれから先も抱えて生きて行かなければない…
/43ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加