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今から四年前あの秋の夜。運命と呼ぶにはあまりに自然過ぎるほどの出会い。
私は22歳。病院で受付の仕事をするごくごく普通の女の子で、とりわけ仕事が出来るタイプでもなければ、やりたい事もない。
興味あること?と聞かれたらもちろん恋愛って答えるような恋愛第一主義。
飲み友達だった2つ上の先輩からメールが着た。
「今暇?後輩と飲んでるから来ない?」
当時の私は別れたばかりでよくいろんな人と大勢で飲んでいた。
なんのためらいもなく返信した。
「今友達と飲んでるから今からいくねー♪」
いつもの流れで。
親友のマヤと通い慣れたすすきのに向かった。
「こっちこっちー」と先輩のハッシーが手を振っていた。
「お疲れー」「こんにちはー」何ていつもの挨拶を交わしながら。
「あっこいつ俺の後輩の翔ね」
「あっどーもーっ初めまして私は小夏です。こっちがともだちのマヤです。よろしくねー」
これが翔との出会い。ただ普通の出会い。
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