不安と嫉妬と執着

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運命の日が訪れる。 その日は翔がみかちゃんと浮気を初めてからちょうど3ヶ月が経っていた。 土曜日の正午、翔の家に着た。翔はいつも土曜日は休みだからこの時間は寝ていた。その日も連絡は無く寝ていると思っていた。 翔の家に着くと翔がいない。というより朝出掛けたというよりも夜に着替えて出掛けたというような部屋の中。 やっぱり。 翔のメガネがない。翔は目がとても悪く昼間はコンタクトだが夜にはメガネがないと家の中でも何も見えない。 翔はどこかに泊まっている。 どこかと言うのも私にはみかちゃんの家だと言う確信があったがだけどまだ少し翔を信じたい気持ちがある。 翔に電話した。電話に出ない。 翔にメールした。 「今どこ?」 翔から返信がきた。 「イエローハット」 内容なんてどうでもいい。私はメールが出来て電話に出れないという状況を確認したかった。 相手はみかちゃんだ。きっと昨日の夜から一緒にいる。 私は息をのみただ翔の帰りを待った。 翔にはわざとおつかいを頼んだ。カレーのルウを頼んだ。洗剤を頼んだ。 翔は夕方に帰ってきた。 平然とした顔をして。 私にはこの日、ある事を決意していた。
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