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風俗は私にとっては浮気でしかなかった。
カズとは何度も別れ話にもなった。けれど別れには至らなかった。
私はたえきれず男友達のユウタの家に居候していた。
サユは飽きれていた。私に怒った。
サユの言ってる事はわかる。けれど2人を知ってしまった人間は弱い。
一人が怖い。
ユウタは昔からの友達で居やすかった。ユウタも恋がうまくいっていなくて私達はただ寂しさをうめあっていた。友達という言葉に甘えて。
ユウタとは楽だった。時には友達で時には男だった。そこには恋愛感情はない。傷つかない。そんな場所。
最低な女。小悪魔。
そんなレッテルを貼られても私は男が欲しかったのだ。
カズとはそれから数ヶ月後別れた。家も解約した。
私は相変わらずユウタの家にいた。ユウタには彼女が出来た。
私にはそんな事は関係なかった。ユウタも出ていけとは言わない。
季節はもう冬になり世間ではクリスマスのイルミネーションで華やかになりはじめていた。
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