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次の日、目が覚めるとテーブルの上はすっかり片付けられていた。
あれ?和は…?
隣の部屋を見ると、和が着替えていた。
真っ白な綺麗な背中に、息を飲んだ。
あの腰の細さは……俺、何見てんだ?
振り向いた和が
「仁、起きた?今日、学校だろ?俺、バイトだからもう行くわ」
「あ、あ、う、うん」
俺、キョドり過ぎだろ。
テキパキと支度をして、靴を履きながら
「ちゃんと、鍵しめて行けよ」
って、どっちが家主だよ。
ニコッと笑って、和は出かけて行った。
俺は、あっという間の出来事にただ立ちすくんでいた。
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