come back home

8/16
前へ
/48ページ
次へ
次の日、目が覚めるとテーブルの上はすっかり片付けられていた。 あれ?和は…? 隣の部屋を見ると、和が着替えていた。 真っ白な綺麗な背中に、息を飲んだ。 あの腰の細さは……俺、何見てんだ? 振り向いた和が 「仁、起きた?今日、学校だろ?俺、バイトだからもう行くわ」 「あ、あ、う、うん」 俺、キョドり過ぎだろ。 テキパキと支度をして、靴を履きながら 「ちゃんと、鍵しめて行けよ」 って、どっちが家主だよ。 ニコッと笑って、和は出かけて行った。 俺は、あっという間の出来事にただ立ちすくんでいた。
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

295人が本棚に入れています
本棚に追加