・詩集・

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独りな人間 小さな欠片 欠片はいや… だから、カタマる それは大きくて、黒い塊 でも、それは凄く脆いもの 欠片がキれば、それが栓だったかのように、全て砕け落ちる 欠片は塊になりたい それは、ごく自然なこと でも、欠片は欠片でしかない 塊にならないと、意味がない だから、砕け落ちては、カタマる それを、繰り返す それが、塊 小さな、いずれいつ消滅するかもわからない だから、カタマる 消えないために たとえ、他の欠片が砕けても…
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