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はー、いい加減起きるかな。
「よーし今日も頑張って、行きますかね」
洗面所に行き顔を洗い腰まで、届く位の長い髪を整え食卓に迎った。
「あっ、お嬢様おはようございます。朝ごはんの準備が整っておりますよ。」
この人は私の家のメイドさん‘リザ’、私と歳が二つしか違わないの。
「はー、リザお嬢様はやめてって言ってるのに」
私とリーザは二人きりの時、リザは私の事をティナと呼ぶ位、仲がいいの。
「申し訳ありません、お母様よりお叱りを受けまして」
お母さんはいい人だけど、こうゆう所は凄くうるさい人なのよね。
この前もリザとお喋りしてただけなのに。
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(リザあなたはメイドなのよ、自分の立場がわかってるの)
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この頃のお母さんは何かに余裕がないのよね。
そんなこんなしているうちに、他のメイドさんがやってきた。
「お嬢様、お友達が迎えに来られましたよ。早くしないと学校を遅刻してしまいます。」
そう言われパンをくわえたままメイドさんに、背中を押され玄関に向かう。
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