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「ティナー、おはよー遅刻するよー!」
今あいさつしてくれたのは、キャルア。
キャルアは私の小さい頃からの親友でとても面倒見のいい子。
「ハァハァ、ごめんね待ったよね」
「もう慣れました、ティナの寝起き災厄だからね」
むっ、言い返せない。
毎日リーザが来てくれるから遅刻せずにすんでるんだけど・・・
全然起きないから、最終兵器のお母さんが投入されている。 ギュッ
・・・しまった!!
「あのキャルアさん、毎日、毎日、そのハグはやめて」
「ハーア、もうこれだけは止められないのよねー」
そうキャルアは大好きな人、物にハグするのが大好きなの。
しかも一回捕まったら最後・・・満足するまで離してくれない。
嫌!逃げられないの。この体の何処にそんな力があるんだか。
「ふふ、私の愛のパワーには、誰も勝てないのよ」
ムー、私の心を読まないでよね。
「でも今日は朝なんか全校集会って、言ってたから解放してあげよう」
そうだった、珍しいな私の学校、全校集会は定期的にしかしないのに。
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