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カラーン、カラーン、
今日二回目の鐘の音は、これは一日の就業の合図。
先生達はこの時間に会議を行っており、この後に出席を取る。
「あーも、急がないと遅刻しちゃう」
(もう、今回は早く解放してくれたけどいつもは、まだ長いからいつも時間ギリギリ)
「まぁあの近道を使えば、なんとか間に合うはず」
学校の塀には、一部抜け穴があり、そこを使えば教室まですぐなの。
でも問題はこの細道を、通らなくてはいけない事。
この細道は暗くて足元が安定しないから危ないだよね。
そして最後のトンネルがあるの、そのトンネルの先に学校の塀がある。
でもそのトンネルいつも変な感じがするのよね、なんか別の・・・
「ティナ!ほら学校の塀に着いたよ」
今日もなんとかギリギリ間に合ったみたい。
いつも通り、抜け穴を使い教室に入った。
「先生もまだ来てないみたいだし、間に合ったみたいだね」
「こら!ティナ、キャルア」 ガシッ!!
「あんた達は、また時間ギリギリに」
この人はクラスの委員長、まぁ毎度、毎度、ギリギリの私達は目をつけられてるの。
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