出会い

5/18
前へ
/22ページ
次へ
カラーン、カラーン、 今日二回目の鐘の音は、これは一日の就業の合図。 先生達はこの時間に会議を行っており、この後に出席を取る。 「あーも、急がないと遅刻しちゃう」 (もう、今回は早く解放してくれたけどいつもは、まだ長いからいつも時間ギリギリ) 「まぁあの近道を使えば、なんとか間に合うはず」 学校の塀には、一部抜け穴があり、そこを使えば教室まですぐなの。 でも問題はこの細道を、通らなくてはいけない事。 この細道は暗くて足元が安定しないから危ないだよね。 そして最後のトンネルがあるの、そのトンネルの先に学校の塀がある。 でもそのトンネルいつも変な感じがするのよね、なんか別の・・・ 「ティナ!ほら学校の塀に着いたよ」 今日もなんとかギリギリ間に合ったみたい。 いつも通り、抜け穴を使い教室に入った。 「先生もまだ来てないみたいだし、間に合ったみたいだね」 「こら!ティナ、キャルア」    ガシッ!! 「あんた達は、また時間ギリギリに」 この人はクラスの委員長、まぁ毎度、毎度、ギリギリの私達は目をつけられてるの。
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加