第1章《始まり》

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(行ったか……) どうやら、ライナは来訪者に気づいていたようだ。 ライナはそう思いながらも、ウッドゴーレムを斬り伏せ、数は半数近くになった。 (飽きてきたな。あとは、一発で終わらせよう) ライナは、ウッドゴーレムたちと距離をおくと詠唱を始めた。 「闇よ、暗き雨となって我が敵に降り注げダークネスレイン」 そう言い放つと、空から黒い雨が降ってきて、その雨がウッドゴーレムに触れた瞬間、そこからウッドゴーレムを闇が侵食していく。 しばらく、ウッドゴーレムの叫びが続いていたが、数分後、叫び声が聞こえなくなると辺り一面に魔石が散らばっていた。 「終わったか。とっとと魔石を集めて帰ろう」 ライナは魔石を拾いながら、ボックスの中へ集めていく。 (2、3、4、……30、31、32。2体多かったみたいだな。まぁ、このぐらいの誤差はあるだろ) 拾い終わるとライナはすぐにギルドへ転移した。
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