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「…で、そのRed diamondって何?」 教室について、話しを仕切りなおす為にユウリに体を向けた。 「え、てかまずRed diamondの話しから?」 「うん。」 「何!?Red diamond知らないの!!?」 「うん…。何?有名なの?」 「いやいや本当に知らないの!?」 しつこく焦るようにそう聞くユウリに、何度目かの「うん」と言う返事をした。 「Red diamondって言うのは…」 一一ガラガラッ 「おーい席つけー」 何とも絶妙なタイミングで担任がドアを開け、話しはそこで中断となった。 自分の席に戻っていくユウリは、少しだけ微笑んでいるように思った。  
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