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ウォークインクローゼットの真ん中で、スルスルとルームウェアを肌上から滑り落とす
真っ白で、シルクのような肌の上には、
見るに耐えない多数の傷がある。
中には、鋭利なもので線を描いてあるものや、
火傷の跡が、肌の上に浮かび上がるように身体中に主張している
征服欲と、またはストレス解消のために、男達が身勝手に私に刻んでいったものだ
泣きわめいても、誰も私を救ってはくれない
それをわかっていた私は
何かに依存することでしか、
現実から逃れられる方法を知らなかった
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