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だが、国に逆らったところで無駄だと判断してしまう、私の臆病な天才という仮面をつけた頭脳は結局、破棄を始めた。
アンドロイドが戻ってくる。あちこちに歪みがあり、足の長さが左右で違い、目や鼻のバランスもひどく、あまりにも不細工なアンドロイド。私が過去に作り、破棄したアンドロイド達から少しずつ、部品を集めて作った最後のアンドロイド。今までは愛着がわくことが怖くてできなかったことを私はこの大事なパートナーにだけしていた。
「シンユウ」
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