はいこれ

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「お待たせ」 下にいる二人に聞こえないよう、小声で呟きつつ寝室に入ると後ろ手で鍵をかける。 「鳴海、遅いよ…」 ベットに腰掛けている彼の隣に並んで座るとすがるように抱き着いてくる。 「ごめんね、急な客が来ちゃったもんでさ。」 「んーん…、大丈夫…わっ」 新山は回された腕を然り気無く外し、彼を抱き上げベットに寝転がらせる。彼は驚いたような声を出すがその顔はこれから起こることを待ち望んでいるかのように嬉しそうに笑っている。 新山は彼が身にまとっているスウェットをゆっくりと、肌を焦らすかのように撫でながら脱がせるとズボン、下着をも取り払ってしまった。 「今日もいい子にしてた?」 「ん…、鳴海が居なくて…寂しかった、けど…ね?」 髪を指でときながら問い掛ける新山に、可愛らしくも、どこか妖艶な笑みを見せながら、彼は答える。 「そっか…ごめんね、仕事だもんでさ。こればっかはどうにもなんないからさ、ね?」 あやすかのように彼に謝ると、ベットから離れ、椅子に腰かけ、彼にこう言った。 「…今日はどうやって遊んでたのか……シュウ、俺に教えて…?」
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