プロローグ

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ゆったりと 出来るだけ頭を動かさないように歩いていく。 ゆっくり、ゆっくり。 やっと家が見える距離になってきた。 私の家は大きな道路を渡らなければ、帰れない。 家の傍にある歩道橋を上る。 『はぁ、家帰ったらすぐ寝よう。』 ちょうど、歩道橋の階段を上りきったところだった。 (・・・ゆ、か。 ゆぅか、悠可。悠可。) 遠くのほうから名前を何度も呼ばれた気がした。 。
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