第八章

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お昼ご飯を食べ終わると、 すばやく沖田さんは大広間を出て行った。 私は、土方さんに言われた通りに沖田さんを連れて行こう、 いや、 むしろ沖田さんに連れて行ってもらおうと思い、沖田さんの後を急いで追った。 悠『沖田さんっ! 土方さんに言われた通りにお部屋に行きましょう。 私、場所が分からないんです。』 沖田さんの背中を追いかけながら、必至で説得する。 すると、沖田さんが私の方を向き直り。 沖「ハァー、分かりました。 仕方がないです。 行きましょうか。 ・・・土方さんの思い通りで嫌ですけど。」ボソッ 悠『??』 ため息交じりで答えを聞き、ほっとしたけど。 最後の一言はよく聞こえなかった。 。
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