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織衣1人だけになり、学校の中も静まり返っていて、校庭から運動部のかけ声だけが聞こえる。
「ううう…もう帰りたい…」
「あと一問」
(もう16時…タイムセール間に合わない…)
「何で私だけ厳しいのよ…」
「何か言いましたか?」
「何で私だけ厳しいのよ!」
「別に、差別はしていないつもりです。あなたがあまりにも余計なことばかりして勉強を愚かにしているからでしょう」
「余計なことなんて…!私は先生のためを思って…」
「頼んでいません。余計なことです」
あれから落語はネタが尽きてしまったため、今度はお笑いのビデオを編集してほとんど毎日渡していた。
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