318人が本棚に入れています
本棚に追加
「そんな…あんなに好きだって言ってくれてたじゃない…」
「あんなの、お前と寝るための口実だよ」
「―うそ…!」
「悪いけど事実だよ。高校生のガキを本気で愛する訳ないだろ?」
「……そんな…」
「まあ、亡くした妻の寂しさの穴埋めにはなったから役には立ったかな。最初の約束果たしてくれたよ。サンキュ。それじゃ」
「―先生…?」
もう切れている。
電話口からは機械音しか聞こえて来ない。
織衣はしばらく動くことが出来ずにいた。
最初のコメントを投稿しよう!