2011年~ジューンブライド~

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「―先生…どうして未だにこれを持っているんですか?」 「―…さあね。俺も今頃になって出てきて驚いてるよ」 「―先生…もしかして本当はわざと私を突き放したんじゃないですか?」 「―…は?何のために」 「ずっと不思議だったんです。私を愛していないのなら何故教師を辞める必要があったのか」 「―…」 「本当は私のために離れたんじゃ…?」 「相変わらずおめでたい奴だな。10年経っても変わらない」
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