プロローグ

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俺は今、久しぶりに世の中の不条理について嘆いていた。 っというわけでみなさんこんばんわ(?)。湖池 遼太(こいけ りょうた)です。 いきなり何を嘆いているかというと、それは自分の体質というか運命というか… その原因は空模様に関係していて、今日は生憎の雨模様。さっきまでは快晴と呼べるほど眩しい日差しをサンサンと照り続けていたお日様が、俺が外に出た瞬間に牙を剥いた。 そう…俺は〝雨男〟と呼ばれる迷惑極まりない称号を手にしている男なのだ。 専門学校を奇跡的に一度の留年もせずに進級し、いや実際これは奇跡よりもさらにミラクルな出来事なんだよ?マジで。 特に用事はなかったのだが、今日も一日の学業を終えて帰路につこうとしたらこれだよ… 不条理を嘆いてもいいでしょ?
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