プロローグ

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電車が動くまでの間、何も出来ない俺達は万寿一致でここで雨宿り件暇つぶしを慣行しているわけだ。 「全く災難だよねぇ~」 俺がまた溜息を零した時、俺の目の前に座る爽やかな青年は言った。 こいつの名前は小野 和春(おの かずはる)。俺のクラスメイトで、校則により髪は染めてはいけないのに少しだけ茶色。髪型は短めで前髪を上にあげている。身長は平均より少しくらい低めじゃないだろうか?顔はイケメンで、俗にいう爽やかイケメンという奴だ。 「確かに…俺なんて見てよ!?服に水だけじゃなくて泥までセットされてるぜ?なにコレ?お得セットか何か!?」 和春の横に座っているのが察しの通りコケた方の友達。石上 泰祐(いしがみ たいすけ)。通称たいちゃん。たいちゃんもクラスメイトだ。身長は180cmと高めで、これまたイケメン。少し長めの髪の毛だが、しっかりとカットはされている。 そして俺の容姿といえば普通。もしかしたら普通じゃないかもしれないが普通だと信じたい。いや、普通だと信じたい。
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