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～帝～
未麗 ［帝！早く起きないと遅刻だよ！］
朝早くから可愛い可愛い
双子の妹の叫び声が聞こえた。
帝 ［ん…。］
うっすらと目を開けた
未麗 ［早く起きて！］
エプロン姿の妹が
ベッドの横に立っていた。
帝 ［…いま…起きた］
未麗 ［着替えたらリビングに下りてきてね］
適当に返事をすると
部屋を出て行った未麗。
帝 ［今日から夢奏高等学園…］
俺がこの高校に決めた理由は
ただ一つ。
俺の片割れの未麗が
ここにしたからだ。
人形のようなつくりをした未麗。
透き通った白い肌に
小さな顔。長い睫毛に
大きな二重の目。
高い鼻に小さな赤い唇。
華奢で１４０㌢しかない体。
でも、あるところはある。
帝 （俺は、変態か…）
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