◎第一話

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帝  […未麗、逃げんの?] 未麗 [えっ?] 帝  [俺の幸せは未麗だから] 未麗の耳元で囁いた。 未麗 [っ//!未麗が耳苦手なの知ってるくせに…。意地悪//] 帝  [はいはい。悪かったな] 帝は、クスクス笑っていた。 未麗 [あれ?もう駅?] 帝  [案外、近いんだな] 未麗 [家から10分ぐらいだね] 帝  [あぁ…] さっきから未麗を見る野郎の 視線を感じる。 周りを見ると俺達は目立っていた。 自分で言うのもなんだけど 俺は、もてる。 クールなのがいいらしい。 よくわからんが。 まぁ未麗は、気付いていないけどな。 未麗 [あ、電車きたよ] 帝  [ん…] .
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