君と過ごす四季 -Spring-

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-迎えに行くよ- 桜が綺麗に咲いたこの季節。 “卒業”という別れがある。 去年はぬいぬいとおーしろーが卒業した。 その時俺は寂しくて、離れたくなくて、いっぱい…泣いた。 今年はそらそらと書記が卒業する。 でも今年は、泣かない。 新しい生徒会長として二人を送り出す。 「ぬはは~そらそら!書記!卒業おめでとうなのだ!!」 明るく、いつも通りに振る舞う。 「ありがとうございます、翼くん」 「…翼くん」 いつもより優しい笑顔のそらそらと泣きそうな顔の書記。 ひらひらと降り注ぐ桜の花びらが去年の卒業を思い出させる。 「翼くん、新生徒会長として立派でした。だからもう泣いてもいいんですよ…」 そらそらに背中を押され、肩を震わせて涙を堪える書記を抱き締める。 「お、俺…生徒会長としては泣かなかった、けど…彼氏としては、泣いてもいいだろ?」 俺の腕の中で小さく頷いた彼女を強く強く抱き締めた。 「毎日メールする…電話も…。休みの日は絶対会いに行く!!」 「うん…っ」 これからは毎日会える訳じゃない。 毎日側にいて抱き締められる訳じゃない。 その分、いっぱい、いっぱい伝えるよ。 君が好きだってこと…。 「大好きだ!!離れてても、月子のこと想ってる…」 「私も、翼くんが 好き…ずっと、ずっと…」 永遠の別れって訳じゃない。 だけど、君と離れている一分一秒が永遠のように長い気がするから…。 「迎えに行く!そしたら、ずーと一緒にいよう!!」 End… お久しぶりの更新で…。 思い付きで一気に書いちゃった… だから誤字脱字が多いかも… 今回は翼in春!(笑 そらそらの次の会長は翼だとかなんかあったような…ないような…とうろ覚えですが、ネタにしました。 会長として頑張るけど彼氏としては甘えたい!!みたいな感じになってるといいなぁ(^^; よし!!次いってみよう!!
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