きっかけ

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「……。」 どちらともなく席をたつと 柴田さんは足早にレジに向かい会計を済ませ…2人黙ったまま店を出た。 店を出ると一気に人混みの喧騒が2人を包む。 柴田さんは半歩ほど後ろについて歩く私の手を…そっと握った。 そう…この日から… …この夜から 2人の人生がちょうどよい大きさの箱に納まるかのように 付き合いが始まった。 しかしそんなはたからみたらチグハグな2人の関係に会社の人が口出ししてくるまで時間はかからなかった。
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