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「あゆむ、もう後ちょっとだし、残りは俺がやっとくよ?琴ちゃんも待ってることだし。」
「いや、それならちゃんと最後までするよ。その方が早い。琴古は放っておいていいから。」
あゆむはプリントを睨んだまま、そう言った。
「音色センパイお構いなく!うちここでひなたぼっこするの好きなんで!!」
窓際の陽の当たる指定場所に椅子を移動させて、ぼけーっとしていたんだけど、音色センパイの声に速攻振り向く。
うちは気を遣わせちゃったなぁと、あゆむの隣に座る音色センパイを笑顔で見ていた。
「暇なら琴古も手伝え。」
なおも顔はプリントに向けたまま、あゆむはうちに言い放つ。
「えー生徒会長ってば人使い荒いよう!」
「こんな時だけ生徒会長扱いしないでよねー。」
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