前進。

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社会人の璃里ねぇは、やっぱり学生に比べれば忙しいし、連日うちの部屋にくることはそんなにナイ。 だからやってくれる気になったのかと思ったんだけど。 「はぁ。」 どうも表情が重すぎるみたい。 今日もうちお気に入り"テディベアのクマ太郎"を抱きしめソファに座ると大きな溜息をついた。 「璃里ちゃん。失恋でもした?」 あゆむが弾く手を止めて隣に座る。 「・・・・」 璃里ねぇはクマ太郎に顔を埋めて何も言わない。 そっか。詳しくはわからないけど、失恋しちゃったのか。 ・・・辛いよね。ここはうちがいっちょ・・・!!
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