前進。

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「璃里ねぇ。ちゃんと仕事行ったかなぁ?」 「・・・さすがに行ったと思う。」 昼休み。 めずらしくあゆむと一緒にお弁当を食べていた。 普段は友達と食べるんだけど、昨日の璃里ねぇが心配でしょうがない。 落ち着くことができずお弁当を持ってあゆむの教室に向かっていたら、あゆむも同じコトを考えてたらしい。途中の廊下ではち合わせた。 そして今いる中庭のベンチに至る。 「まさかあんなこと言い出すとは・・・」 遠い目であゆむが空を仰いでる。 無理もない。いつもは目茶苦茶な事言うのはうちの役目!と思っているうちですらびっくりしたし。
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