宮川 里穂

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 次の日、宮川さんはいつも通りに友達とお喋りしていた。 みんな宮川さんが見えるようになっていた。 ただ、いつもと違ったのは、僕の机の机に花が置かれていることだけ。 「祐樹おはよう」 祐樹は、僕を見もしない。声が聞こえてないらしい。 「あのー前野。」 前野も僕が見えなくなってしまっている。 クラスの全員、僕が見えていない。  僕は昨日、死んでしまったんだ。
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