317人が本棚に入れています
本棚に追加
/171ページ
ボーイに言われたテーブルを見た。
若い男３人組。
その内１人は金髪のロン毛だった。
うわあああ。
あたしの苦手なタイプだ。
あたしは若い客が得意ではない。
ノリと言うのかな？
まだ二十歳にも満たないあたしが言えるセリフではないが、若い子のテンションに付いていけない。
あたしは親父受けが抜群に良い。
他のキャストにも「かなちゃんはおじさんキラーだよね。」と、言われる程だ。
だからきっと、あのテーブルに着いても自分の売り上げに繋がらないだろう。
気が乗らないまま、あたしは他の女の子と一緒にそのテーブルへと足を運んだ。
最初のコメントを投稿しよう！