落ちる心

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その言葉を聞いた連れの男が茶々を入れた。 「あれっ?リュウさん飲まないんですか?」 「俺、二日酔いなんだよ。勘弁して。」 『リュウ』と呼ばれた隣の男は口角を上げて少し笑った。 やばい…かっこいい。 「何か飲む?お酒じゃなくても大丈夫だよ。」 リュウはこっちを向いた。 茶色くて吸い込まれそうな瞳。 「じゃあ…あたしもトマトジュースにしようかな!」 きっとあたしは顔が真っ赤だ。 「あはは!気が合うね。」 そう言って目を細めて笑ったリュウは、すごく可愛くて、何故だか胸が一杯になって涙が出そうになった。
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