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それからは必死に話さないで、リュウの話も聞きながら会話をした。
居心地が良い。
途中、あたしのお客さんが来ちゃって席を抜ける事になってしまった。
ちょっとの時間もリュウと話したかったのに…。
リュウの居るテーブルに戻り、リュウの仕事の話を聞いた。
リュウは隣町にあるホストクラブで働いている事が分かった。
隣町でも、少し遠い…。
「これから仕事なの?」
と聞いたら
「そうなんだよー。」
と、煙草をふかしながら眉間に皺を寄せていた。
じゃあそろそろ帰るんだな…。
あたしはリュウの横顔を見つめながら、なんとも言えない気持ちになって胸が苦しくなった。
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