喧噪

4/6

6人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
取りあえずまだ場所を把握していない学校の廊下を、右往左往した。 最初は追いかけてきたゴリラ女もあたしを見失ったらしく、気がつけば居なかった。 「はあ…。」 ゴリラ女の香水の香りが、まだ鼻に纏わりつく。 ふと目の前を見ると廊下沿いの教室の中の1つから、小さな灯りが漏れているのに気づいた。 少し暑い初春なのに、その教室だけカーテンで中が見えないようになっている。  
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加