7人が本棚に入れています
本棚に追加
さて、うるさい音に目が覚めたぞ?
「信一!信一ー!」
………忘れ物がご主人でもなんでもないし、1nanoも関係のない俺に届けられている。
画ビョウ避けに超厚底ブーツで、ネット避けに傘を三本も持って。
セクムの警報装置避けに赤外線ゴーグルを装着までしたのに…
トラバサミに固定された、超厚底ブーツが高すぎて俺に触れない。
見た限り身体はかなり硬い。
ただし寝顔は見られた。
万死に値する。
「大山?」
「信一…助けて…ハアハア…」
「ああ、もちろん」
俺は呪いのお札を足に貼ってやる。
グッタリしたのを確認すると携帯を取り出す。
「あっ警察ですか?またこの間の人が…ええ、家に」
さて、人が罠にかかっては大変だよな。
警察来るし部屋かたすか。
…よし、ジャスト20秒!
全ての罠を解除完了!
大山は…返事がないただの生ゴミのようだ。
早く業者来ねぇかな~
こうして俺は、パトカーを見送るのだった。
さて、幼なじみがまた犯罪に手を染めたらしい。
鬱の気がすごくて眠いし…
ああ…どうしよう。
明日の休みを利用してカナに手紙を出すのがワクワクしてきた。
何を書くかばかり、頭の中をぐるぐるめぐっている。
鬱の気がすごくて。
もう、それはそれはすごすぎて。
明日ワクテカわっふる!わっふる!
最初のコメントを投稿しよう!