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結界の外にいる三人
シフォン「鏡、全然出てこない・・・」
リナ「そうですねぇ・・・レイナさんって、相当強いんでしょうか?」
リナは、黒い結界を見て心配そうに見ている
マルク「大丈夫だって二人共・・・鏡は強い・・・この俺、ギルドマスターを倒したんだし、あの魔族にも勝ったんだぜ?きっと、もうすぐさ?」
シフォン&リナ「マスターさん・・・」
シフォン「・・・そうですね、鏡は強いから大丈夫ですね?」
リナ「私達は、勝つことを信じて待ちましょう!」
二人が元気を取り戻した次の瞬間、結界からピシッと音がする
三人「!?」
真ん中に出来た亀裂がピシピシと音を立てて広がり、そして・・・ガシァァアン!と音と共に崩れた
その中に、二人の思い人が大きな背中を向けて立っていた
二人は我慢できず、声を出した
シフォン&リナ「鏡(さん)!!」
鏡は、二人の声に気付き後ろを振り替える
鏡「おう!」
と柔らかな表情で笑顔を二人に見せた
二人とマルクは鏡の元に駆け寄った
シフォン&リナ「お疲れ様!」
マルク「お疲れ、鏡」
鏡「あぁ、ありがとう・・・」
と鏡と三人で話している時に、レイナが鏡達の所に歩いてきた
シフォンとリナは、また鏡の悪口を言うのかと思い、身構える
だが、鏡は二人に向かって言った
鏡「大丈夫だよ・・・」
二人は渋々だが、警戒を解く
レイナは、鏡達の前に来て真っ直ぐ見つめる
鏡以外、三人とも不思議そうにレイナを見る
すると、レイナは勢いよく頭を下げた
レイナ「皆さん、迷惑をかけてすみませんでした!」
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