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初めは大きな塔の形をしていたらしいが、日本国土全域を通り越して世界のロストエネルギー問題を解消するため改装に次ぐ改装が加えられ 地球の裏側まで光が届くまでに『ファーブル』の本体はエネルギーチューブなどの管が巻きつき、その身体からは世界に伸びた配線で大きな『樹木』のようなカタチになったという というのが『ファーブル』の歴史 ネットでみたゴシップ記事によると『ファーブル』はAI… つまりは電子頭脳なのにコンピュータが発明されるずっと前から存在してるらしい よく解からないけど その世界を支配したともいえる『ファーブル』が突然沈黙したのだ 灯(ともしび)を失った人類… 今は旧式のエネルギー媒体『ガソリン』を使っている しかし今の地球に『ファーブル』の持つ『エネルギー回収機構』以外のエネルギー資源は ほぼ残っていないのは中学生のあたしでも判る。
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